我慢と苦悩の試験

トイレに行きたい衝動に駆られつつも、いつ自分の順番が来るか分からない状況で、当時の私にはトイレに立つ勇気はありません。激痛に絶え続けるしか私には出来ませんでした。
しかし、待てども待てども私の名前は呼ばれません。いつしか苦痛で顔はゆがみ、額には脂汗が流れ出しています。体をくの字にして、机に突っ伏すように座る私を、横の人も心配そうに見ています。それでも私の名前は呼ばれず、長い時間だけが流れていきました。
結局、私の名前が呼ばれたのは一番最後でした。呼ばれた私は苦痛と共に何故か怒りの感情を携えて面接に臨みましたが、面接官とのやり取りも上手くかみ合わず、散々な試験となってしまいました。
幸い合格することはできましたが、私が今まで経験した数ある試験のなかでもっとも苦しい試験となりました。